作成日
:2025.11.03


2025.11.03 13:43
週明けのロンドン為替市場でユーロ相場は、改定値ではあるが欧州の10月製造業購買担当者景気指数(PMI)の結果を確認し、また欧州金融当局者の講演内容を見極める展開か。他、トルコやスイスの消費者物価指数(CPI)の結果次第では、リラやフランが動意づくかもしれない。
10月製造業PMI改定値は、独・仏・英と景況判断の境目となる50を下回る見込み。一方でユーロ圏PMIは50.0と予想されており、結果いかんでは相場のセンチメントに影響を与えそうだ。ユーロドルの地合いが弱い分だけ、改定値の下振れには敏感な反応を示すかもしれない。
当局者の講演は、欧州前半にシムカス・リトアニア中銀総裁、後半にはレーン欧州中央銀行(ECB)専務理事、エスクリバ・スペイン中銀総裁、コッハー・オーストリア中銀総裁が予定されている。このなかでは、ECBのチーフ・エコノミストでもあるレーン氏の発言に注目が集まる。理事会内でも影響力が強い同氏は先月、「インフレ率が目標を下回る懸念が強まれば、追加緩和の正当性が高まる」との見解を示した。
16時の10月トルコCPIは、前年比予想が33%前半と前回とほぼ変わらず。その後に発表される同月スイスCPIは前月比-0.1%と前回から僅かに上振れるも、ディスインフレ基調の継続が見込まれている。リスクとして市場が警戒するのは、トルコCPIが上振れ、スイスは下振れだろう。なお、次回のトルコ中銀とスイス中銀の会合はどちらも12月11日に予定されている。
想定レンジ上限
・ユーロドル、日足一目均衡表・転換線1.1596ドル
・トルコリラ円、8月1日高値3.71円
・ユーロスイスフラン、10月10日高値0.9332フラン
想定レンジ下限
・ユーロドル、ピボット・ターニングポイント1.1459ドル
・トルコリラ円、10月20・21日安値3.58円
・ユーロスイスフラン、10月21日安値0.9210フラン
(小針)
DZHフィナンシャルリサーチ提供: 2025.11.03
![]()
作成日
:2025.11.03
![]()
最終更新
:2025.11.03
株や為替を中心とした情報サービス提供企業であり、多くのFX会社にニュースを配信している。
為替分野では、各市場の概況からアナリストの独自分析まで幅広い記事を取り扱う。
ディーラー業務経験者など、経験豊富な専門家を揃えている。
ご覧いただきありがとうございます。Myforexでは、記事に関するご意見・ご感想をお待ちしています。
また、海外FX・仮想通貨の経験が豊富なライター様も随時募集しております。
お問い合わせ先 [email protected]

Exnessで10月に2度もサーバーダウン!?SL設定のユーザーは損失補填
2025.10.30 19:30

メタマスク等の利用が規制対象に?金融庁がDEXの規制を議論
2025.10.28 19:00

Vantage Tradingで出金遅延、担当者が語る原因と対応
2025.10.24 19:00

XMはゴールド(XAUUSD)のスプレッドも広い?ボーナス取引で実質お得
2025.10.22 19:00

bitcastleは詐欺業者?口座開設ボーナスで出金拒否多数
2025.10.21 19:30

PayPayを使って海外FXとの入出金が可能に?Binance JapanとPayPayが提携を発表
2025.10.17 19:00
免責事項:Disclaimer
当サイトの、各コンテンツに掲載の内容は、情報の提供のみを目的としており、投資に関する何らかの勧誘を意図するものではありません。
これらの情報は、当社が独自に収集し、可能な限り正確な情報を元に配信しておりますが、その内容および情報の正確性、完全性または適時性について、当社は保証を行うものでも責任を持つものでもありません。投資にあたっての最終判断は、お客様ご自身でなさるようお願いいたします。
本コンテンツは、当社が独自に制作し当サイトに掲載しているものであり、掲載内容の一部または、全部の無断転用は禁止しております。掲載記事を二次利用する場合は、必ず当社までご連絡ください。
Myforexでは、このウェブサイトの機能向上とお客様の利便性を高めるためにクッキー使用しています。本ウェブサイトでは、当社だけではなく、お客様のご利用状況を追跡する事を目的とした第三者(広告主・ログ解析業者等)によるクッキーも含まれる可能性があります。 クッキーポリシー