Select Language

RoboMarkets、3月24日付で仮想通貨CFD取引サービスを停止

RoboMarkets、3月24日付で仮想通貨CFD取引サービスを停止

  • X
  • facebook
  • LINE
  • RSS

  • X
  • facebook
  • LINE
  • RSS
update 2022.04.06 11:07
RoboMarkets、3月24日付で仮想通貨CFD取引サービスを停止

update 2022.04.06 11:07

同日に全ての仮想通貨ポジションを決済する方針

キプロス証券取引委員会(CySEC)より許認可を受ける海外FX・CFDブローカーであるRoboMarkets Ltd(本社:169-171 Arch. Makarios III Ave., floor 8, 3027, Limassol, Cyprus[1])【以下、RoboMarketsと称す】は2月24日、個人投資家保護を徹底すべく、高リスクな仮想通貨CFD取引サービスの提供を3月24日付で停止することを発表した。[2]

RoboMarketsは、3月24日12時から13時(サーバー時間)の間に、現在値で全ての仮想通貨ポジションを決済するという。過去数年にわたり、同社は仮想通貨取引サービスを提供してきており、ビットコイン/米ドル(BTC/USD)やリップル/米ドル(XRP/USD)、イーサリアム/ビットコイン(ETH/BTC)など、10種類の仮想通貨CFDを取り扱っている。

仮想通貨CFD取引サービスの停止に際し、RoboMarketsのCMOを務めるDenis Golomedov氏は以下のようにコメントしている。

顧客の利益保護を図ることが我が社の最優先事項であるため、仮想通貨CFD取引サービスの提供を停止することを決断いたしました。これにより、仮想通貨の取り扱いに伴う高リスクから、お客様の資産を守ることができるでしょう。英国金融行動監視機構(Financial Conduct Authority)【以下、FCAと称す】のような主要当局が仮想通貨へのアクセスを制限する中、将来的に他の欧州当局も同様の措置を講ずると見ております。

Denis Golomedov, CMO of RoboMarkets - LeapRateより引用

仮想通貨市場動向に目を転じると、直近では、ビットコインが1万ドル以上の暴落を記録しており、流動性低下による価格変動リスクが高まっている状況だ。顧客の間で仮想通貨取引への需要が高まる中、仮想通貨CFD取引サービスの提供を停止するRoboMarketsが、顧客基盤の維持・拡大に向けて如何なるソリューションを講じるか注目したい。

release date 2021.02.26

出典元:

ニュースコメント

個人投資家保護に向けた取り組みを強化する当局と海外FXブローカー

グローバル各国当局が個人投資家を対象とした規制策を強化している。直近では、バハマ証券委員会(SCB)が、2月22日より証拠金維持率の引き上げと最大レバレッジの引き下げを組み合わせた、新たなCFD取引規則を適用したことを受け、FxProが最大レバレッジを200倍に変更している。また、ESMAがゲームストップ株のような踏み上げを懸念しており、市場の混乱回避に向けて新たな個人投資家保護策の導入を検討している状況だ。グローバル各国当局が規制強化に傾く中、海外FXブローカーも個人投資家保護を重視した取り組みを実践している。例えば、FCAが仮想通貨デリバティブとETNの販売禁止を決定したことを受け、IG Groupが英国の個人投資家を対象とした仮想通貨取引サービスの提供を停止した他、900銘柄に及ぶ小型株の証拠金取引を停止している。より健全な金融市場の形成に向け、グローバル各国当局と海外FXブローカーが、個人投資家保護を重視した取り組みを推進することに今後も期待したい。


Date

作成日

2021.02.26

Update

最終更新

2022.04.06

プラナカンカン | Peranakankan

執筆家&投資家&翻訳家&資産運用アドバイザー

arrow
プラナカンカン

国内及び外資系金融機関に15年弱勤務し、現在は独立。
執筆と翻訳は、海外FXを始めとする金融分野を専門とする。
慶應義塾大学卒。

この記事は、お役に立ちましたか?

ご覧いただきありがとうございます。Myforexでは、記事に関するご意見・ご感想をお待ちしています。
また、海外FX・仮想通貨の経験が豊富なライター様も随時募集しております。

お問い合わせ先 [email protected]

貴重な意見をいただきありがとうございます。
貴重な意見をいただきありがとうございます。

関連記事

アクセスランキング

Vantage Tradingで出金遅延、担当者が語る原因と対応

Vantage Tradingで銀行出金に関する遅延が確認されています。出金申請後に着金まで時間を要するケースが報告されており、SNS上でも混乱が発生している状況です。原因としては入金額の急増や決済システム側の処理制限が影響しているものと見られます。
update2025.10.24 19:00

XMTradingの入出金で銀行口座凍結?海外FX禁止の銀行に注意

SNS上では「XMTradingの出金で銀行口座が凍結された」とする投稿が一部で見受けられます。銀行によっては海外FXとの取引を禁止しているため注意が必要です。本記事では凍結リスクが高い銀行や仮想通貨送金の注意点を説明します。
update2025.09.03 19:00

Peska(ペスカ)は本当に安全?評判は悪くないが入出金リスクに注意

PeskaはFX業者とのコラボキャンペーンなどをきっかけに、急速にユーザーを増やしているオンラインウォレットです。しかし、新興サービスのため利用すべきか迷うという人も少なくありません。この記事ではPeskaの安全性や評判、オンラインウォレット業界が抱えるリスクなどを説明します。
update2025.09.29 19:30

Bybitが日本ユーザーの新規登録を停止!日本撤退で海外FXユーザーにも影響大か?

Bybitが2025年10月31日をもって日本ユーザーの新規登録停止を発表しました。既存ユーザーは継続利用できるものの、締め出しも時間の問題と予想する声も少なくありません。本記事では、Bybitの発表内容や海外FXユーザーへの影響などを解説します。
update2025.11.06 19:00

bitcastleは詐欺業者?口座開設ボーナスで出金拒否多数

SNS上ではbitcastleから「出金できない」「口座を凍結された」といった報告が相次いでいます。本記事では、bitcastleで報告されている出金トラブルを紹介するほか、bitcastleは詐欺業者なのかどうか説明します。
update2025.10.21 19:30

Exnessで10月に2度もサーバーダウン!?SL設定のユーザーは損失補填

海外FX業者のExnessで、10月に2度のサーバーダウンが発生しています。一連のトラブルが原因で、損失を被ったユーザーも少なくないようです。本記事では、報告されている不具合やExnessが実施した補償などについて説明します。
update2025.10.30 19:30

XMはゴールド(XAUUSD)のスプレッドも広い?ボーナス取引で実質お得

XMTradingのゴールド(XAUUSD)はスプレッドこそ狭くないものの、スワップフリー口座や豪華ボーナス、約定スピードの速さで十分に利用の検討余地があると言えます。当記事ではXMTradingでゴールド取引が向いている・向いていないトレーダーを他社と比較しながら解説していきます。
update2025.10.22 19:00

FXGT破綻の噂がSNSで再浮上、CEOは「完全なデマ」と否定

海外FX業者のFXGT(エフエックスジーティー)が「経営破綻の危機にある」との噂が一部で広がっています。噂が流れているのは主にX(旧Twitter)で、FXGT公式はこれを否定しています。当サイトではFXGTにこれらの噂について、事実確認を行いました。
update2025.11.04 19:30

メタマスク等の利用が規制対象に?金融庁がDEXの規制を議論

暗号資産WGでの議論を発端に、SNS上で「DEX利用が非合法化されるのでは?」といった投稿が話題になっています。本記事では、金融庁で議論されたDEX規制の現状や、SNSで広まる情報の真偽、海外FXユーザーへの影響などを解説します。
update2025.10.28 19:00

Wiseでの海外FX入出金をおすすめできない理由とは?アカウント閉鎖の可能性も

海外FXユーザーの間で、Wiseを利用した送金が話題になっています。しかし、Wiseでの入出金はリスクが高いためおすすめできません。この記事ではその理由を説明します。
update2025.09.08 19:00

免責事項:Disclaimerarw

当サイトの、各コンテンツに掲載の内容は、情報の提供のみを目的としており、投資に関する何らかの勧誘を意図するものではありません。
これらの情報は、当社が独自に収集し、可能な限り正確な情報を元に配信しておりますが、その内容および情報の正確性、完全性または適時性について、当社は保証を行うものでも責任を持つものでもありません。投資にあたっての最終判断は、お客様ご自身でなさるようお願いいたします。

本コンテンツは、当社が独自に制作し当サイトに掲載しているものであり、掲載内容の一部または、全部の無断転用は禁止しております。掲載記事を二次利用する場合は、必ず当社までご連絡ください。

  • Facebook
  • Twitter
  • LINE

Myforexでは、このウェブサイトの機能向上とお客様の利便性を高めるためにクッキー使用しています。本ウェブサイトでは、当社だけではなく、お客様のご利用状況を追跡する事を目的とした第三者(広告主・ログ解析業者等)によるクッキーも含まれる可能性があります。 クッキーポリシー

クッキー利用に同意する
share
シェアする
Line

Line

Facebook

Facebook

X

Twitter

キャンセル