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コインベース、一時的なシステム障害の発生を報告

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update 2021.08.31 15:33
コインベース、一時的なシステム障害の発生を報告

update 2021.08.31 15:33

ビットコイン価格が乱高下する中で接続性に問題

今月1日、仮想通貨市場はビットコイン(Bitcoin)価格が乱高下する波乱の展開となったが、米国の大手仮想通貨取引所であるCoinbase, Inc.(本社:100 Pine Street Suite 1250 San Francisco, CA 94111[1])【以下、コインベースと称す】が、一時的なシステム障害に見舞われたことが明らかになった。[2]

報告によると、コインベースではレイテンシー(通信にかかる遅延時間)が増加しており、同日のPDT(太平洋標準時)16時14分から58分まで取引プラットフォームへの接続性に問題が生じたという。その間、ビットコイン価格は1万ドルを超える水準にまで上昇し、後の15分間で14%の急落を記録したものの、コインベースのユーザーはこの取引機会に参加できずにいたようだ。この件に関してコインベースは調査を開始しているが、今の所、新たな情報は開示されていない。

今回、米国最大の取引所であるコインベースが可用性に問題を抱えていることが露見したが、その事実は仮想通貨コミュニティにとっても衝撃的なものとなったようだ。現在、コインベースは約100万BTCの資産を保有しており、競合のHuobi(フォビ)やバイナンスと比較して2倍以上の規模を誇っている。ここ数カ月間、投資市場では新型コロナウイルス(COVID-19)の影響で取引が活発になっていたが、これまでコインベースのシステムが停止することはなかった。

一方、他の取引所や証券ブローカーはボラティリティの拡大に苦しめられており、今年3月にはアプリベースの証券取引サービスを提供するロビンフッド(Robinhood)が、取引インフラに過度な負荷がかかったことによるシステム停止に見舞われている。また、先月21日には英国の大手証券ブローカーであるIGグループでも、取引プラットフォームへのログインやヘルプデスクへの通話が不可能となるケースが報告されているようだ。コインベースは仮想通貨市場の先駆者的な立ち位置を確立しているが、このシステム障害がどのように影響するのか、今後も同取引所の取り組みに注目していきたい。

release date 2020.06.04

出典元:

ニュースコメント

新型コロナウイルスの影響で投資市場の環境に変化

今年に入って世界的なパンデミックとなった新型コロナウイルスは、投資市場に混乱をもたらしており、今も尚、投資家や金融機関の脅威となっているようだ。実際に米国ではNYSEがトレーディングフロアを一時閉鎖し、電子取引への移行を余儀なくされるなど、金融業界の構造が大きく変化しつつある。また、欧州では投資市場のボラティリティ拡大を受け、EU各国当局が空売りを規制しており、企業や個人トレーダーの取引活動が一時的に制限されたという。一方、仮想通貨市場ではビットコイン価格の暴落に伴い、ローン市場でマージンコールが発生し、強制的なポジションの清算が多発している。最近、米国をはじめとする株式市場は立ち直りを見せているが、ボラティリティは依然として高いままで予断を許さない状況が続いているだけに、取引所やブローカー企業には取引インフラの強化などの対策が求められると言えるだろう。


Date

作成日

2020.06.04

Update

最終更新

2021.08.31

Zero(ゼロ)

米大学で出会った金融学に夢中になり、最終的にMBAを取得。
大手総合電機メーカーで金融ソリューションの海外展開を担当し、業界に深く携わる。
金融ライターとして独立後は、暗号資産およびブロックチェーン、フィンテック、株式市場などに関する記事を中心に毎年500本以上執筆。
投資のヒントになり得る国内外の最新動向をお届けします。

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