Select Language

インフルエンサー頂上決戦

アマギフ3,000円が当たる

CME、過去最高となるFX取引高及び未決済建玉データを公表

CME、過去最高となるFX取引高及び未決済建玉データを公表

  • X
  • facebook
  • LINE
  • RSS

  • X
  • facebook
  • LINE
  • RSS
update 2021.08.31 15:29
CME、過去最高となるFX取引高及び未決済建玉データを公表

update 2021.08.31 15:29

一部のエコノミストは2020年にリセッション入りの可能性を指摘

世界最大のデリバティブ取引所を運営するCME Group Inc.(本社:20 South Wacker Drive Chicago, Illinois 60606 USA[1])【以下、CMEと称す】が、1日当たりと累積のFX取引高及び未決済建玉データを発表した。これらの取引データは2017年の過去最高記録を更新したものの、ボラティリティが低水準で推移する市場環境下において、一部のエコノミストは、2020年にリセッション入りする可能性があると警鐘を鳴らしている。

CMEは、12月11日のFX先物取引高が270万枚と、2017年6月14日に記録したこれまでの過去最高である250万枚を更新したという。また、FX先物未決済建玉は230万枚と、従来の220万枚から増加しているほか、メキシコペソとノルウェークローネに関しては、12月10日に1日当たりの取引高が過去最高を更新したとのことだ。更にCMEは、機関投資家の大口未決済建玉が前年比18%増となったという。同社は12月初頭に、11月の平均日次取引量が前年同月比24%減少していたことを発表していたため、数週間の間で取引高が大きく増加したことはサプライズとして受け取られるであろう。

グローバル中央銀行による金融政策の影響を一部受ける形で、FX市場のボラティリティは2019年を通じて低下傾向にある。このような市場環境下において、CMEのFX取引高と未決済建玉が過去最高を更新した背景として、同社のFX部門グローバルヘッドであるPaul Houston氏は、ユーロや日本円、英ポンドのスプレッド縮小に伴う取引コストの低下や、豊富な流動性の供給及びFX取引のエクスポージャー管理に寄与する取引ツールの有効活用などを挙げている。市場関係者のなかには、ブレグジットを巡る緊張緩和や米中貿易交渉進展の可能性などを背景として投資環境が明るくなるなか、グローバル株式市場が史上最高値を更新しており、投資家にとって一足早くクリスマスが訪れたとコメントする者がいる。

しかしながら、2020年にリセッションが起こる可能性が高まっていると指摘するエコノミストも出てきている。Nasdaq.comのアナリストたちは、2009年の金融危機以後の、主要FX通貨ペアのボラティリティと経常収支が強い相関を示しており、その現象は金融危機前に出現しているという。2007年から金融危機が起きるまで、市場のボラティリティと経常収支は急騰したのち、大きく落ち込んだ。足元のボラティリティは2000年以後の低水準で推移しているものの、グローバル経済に危機が迫る前兆として捉えられ、まさに嵐の前の静けさとして市場動向を注視する必要がある模様だ。

市場の不確実性が高まると、ボラティリティとFX取引リスクをヘッジするソリューションツールへの需要が拡大する傾向にある。長期投資家にとって、ボラティリティは投資収益の不安定性をもたらすものとして捉えられるが、より短期的な取引志向であるFXトレーダーにとっては、収益をもたらす機会になるといえるであろう。2014年にボラティリティが急騰したのち、新興市場とコモディティ市場が大幅下落した。他方で、3週間前に、ロイターが足元におけるFX市場のボラティリティは過去最低水準に落ち込んでいると報じた。ただし、低ボラティリティが永遠に続くことはない一方で、今後起こり得る金融危機に備える必要があり、FXトレーダーにとっては多くの取引機会をもたらす新たな1年が迫っているといえそうだ。

release date 2019.12.20

出典元:

ニュースコメント

FXトレーダーにとってボラティリティは収益獲得の源泉

FXトレーダーにとって、ボラティリティの高まりは、取引コストに当たるスプレッドや取引手数料を上回る利益をあげるうえで、収益獲得の源泉といえるであろう。実際に、12月12日に実施された英国の下院総選挙の結果を受け、強気相場の英ポンド通貨ペアのボラティリティが大きく高まっていることを背景に、FXトレーダーに多くの取引機会を創出している模様だ。他方で、ユーロネクストFX、Cboe FX、FXSpotStreamの取引高が低迷したほか、11月期のGAINの業績では取引量が前月比26.9%減少するなど、市場ボラティリティの拡大を顧客取引の拡大に結びつけられていない企業も散見されている。2020年には、引き続き米中貿易交渉の行方が気になるところであるが、多くのFXトレーダーが注目するビッグイベントである米国大統領選挙も控えており、FX市場のボラティリティが大きく高まることが予想される。各金融サービスプロバイダーが、これらの経済イベントを収益拡大のための機会として確実に捉えることを期待したい。


Date

作成日

2019.12.20

Update

最終更新

2021.08.31

プラナカンカン | Peranakankan

執筆家&投資家&翻訳家&資産運用アドバイザー

arrow
プラナカンカン

国内及び外資系金融機関に15年弱勤務し、現在は独立。
執筆と翻訳は、海外FXを始めとする金融分野を専門とする。
慶應義塾大学卒。

この記事は、お役に立ちましたか?

ご覧いただきありがとうございます。Myforexでは、記事に関するご意見・ご感想をお待ちしています。
また、海外FX・仮想通貨の経験が豊富なライター様も随時募集しております。

お問い合わせ先 [email protected]

貴重な意見をいただきありがとうございます。
貴重な意見をいただきありがとうございます。

関連記事

アクセスランキング

海外FXで出金できなくなる?収納代行規制で「詰む」トレーダーとは

海外FXで出金できなくなるリスクが高い人について説明します。2026年施行の「クロスボーダー収納代行規制」により、これまで通りの国内銀行送金による出金が難しくなるとみられています。本記事では出金リスクを抑える方法もご紹介します。
update2026.03.30 19:00

XMTradingへ仮想通貨入金をしてみた!安く・早く送金できるルートはどれ?

XMTradingへの仮想通貨入金に安く・早く送金できるルートを検証しました。XRP(リップル)を使えば、手数料は約40円、最短1分で送金が可能です。すぐに試せるように具体的な手順も詳しく解説しています。
update2026.03.03 19:00

JPYCで海外FXに入金してみた!試してわかったメリット・デメリット

海外FXにおける国内銀行送金や銀行口座凍結のリスクが高まる中、新たな入出金手段として日本円建てステーブルコインのJPYCが注目を集めています。本記事では、実際にJPYCを発行して海外FXへ入金するまでの手順や、試してわかったメリット・デメリットなどを紹介します。
update2026.01.08 19:00

【実測】海外FXのゴールドスプレッドを徹底比較|データで分かった「狭い」だけではダメな理由

Myforex編集部では2026年、今ゴールドのスプレッドが一番狭い海外FX業者はどこなのか調査しました。XMTradingやExnessなど人気5社を含めて実測値を比較。平均値だけでなく早朝や指標時の「スプレッド拡大」も徹底検証しています。
update2026.01.16 19:00

海外FXの入出金におすすめの仮想通貨ウォレットは?選び方や注意点も解説

海外FXでの仮想通貨入出金の重要性が高まっています。 ウォレット経由で送金する際、使用するウォレットの選び方にもポイントがあります。本記事では、海外FX入出金におすすめの仮想通貨ウォレットを紹介し、選び方や利用時の注意点なども解説します。
update2026.04.02 19:00

有名アカウントによるMoonshot FXコピトレへの誘導が物議|「中の人交代疑惑」も浮上

Xフォロワー数1万人超のFX系インフルエンサーが、Moonshot FXのコピートレード案件を紹介していることが話題になっています。同社の公式サイトには怪しい点が多く、実体のある業者なのか疑問視する声も上がっています。この記事では、Moonshot FX公式サイトの不審な点や、海外FXユーザーが同社を警戒する理由などを説明します。
update2026.03.12 19:00

GMOコインからBitgetに送金してみた!送金手数料や反映時間も解説

Myforex編集部では、GMOコインからBitgetに仮想通貨を送金してみました。感想としては、送金自体は難しくなく、手数料無料で使いやすいものの、通貨によっては最低送金額が高いケースがあると感じました。この記事では、送金手順やおすすめの送金通貨などを紹介します。
update2026.03.10 19:00

XMTradingの利益出金で新たな懸念?負け越しがあるユーザーは収納代行規制後も出金できるのか

「XMで負け越しているトレーダーは利益を出金できなくなるのでは」という懸念が一部のXMTradingユーザーの間で広がっています。背景にはXMTradingの出金ルールと金融庁によるクロスボーダー収納代行規制があります。本記事では、なぜ仮想通貨送金に切り替えても規制後に利益を出金できなくなる可能性があるのか説明します。
update2026.02.19 19:00

主要国内取引所から海外取引所とウォレットへの仮想通貨送金・受取可否を一覧で解説

今後クロスボーダー収納代行への規制強化が行われる見込みから、海外FXユーザーの間で仮想通貨(暗号資産)による入出金が注目されています。そこで本記事では、主要国内取引所における海外取引所およびウォレットへの送金可否を調査してみました。
update2026.02.24 19:00

Galaxy DAOが運営停止を発表|GEMFOREXユーザーの資金回収が一層困難に

Galaxy DAOが運営を停止することを発表しました。GEMFOREXユーザーの資金返還を巡っては不透明な対応が続いていましたが、今回の発表により、元ユーザーが資金を取り戻すことはさらに困難になる可能性があります。本記事では、Galaxy DAOの運営停止の理由やGBONDの扱いについて説明します。
update2026.02.11 19:00

免責事項:Disclaimerarw

当サイトの、各コンテンツに掲載の内容は、情報の提供のみを目的としており、投資に関する何らかの勧誘を意図するものではありません。
これらの情報は、当社が独自に収集し、可能な限り正確な情報を元に配信しておりますが、その内容および情報の正確性、完全性または適時性について、当社は保証を行うものでも責任を持つものでもありません。投資にあたっての最終判断は、お客様ご自身でなさるようお願いいたします。

本コンテンツは、当社が独自に制作し当サイトに掲載しているものであり、掲載内容の一部または、全部の無断転用は禁止しております。掲載記事を二次利用する場合は、必ず当社までご連絡ください。

  • Facebook
  • Twitter
  • LINE

Myforexでは、このウェブサイトの機能向上とお客様の利便性を高めるためにクッキー使用しています。本ウェブサイトでは、当社だけではなく、お客様のご利用状況を追跡する事を目的とした第三者(広告主・ログ解析業者等)によるクッキーも含まれる可能性があります。 クッキーポリシー

クッキー利用に同意する
share
シェアする
Line

Line

Facebook

Facebook

X

Twitter

キャンセル
close
promotion
今すぐ参加する

次回から表示しない