Select Language

インフルエンサー頂上決戦

アマギフ3,000円が当たる

ESA、AML及びCFT関連の共同ガイドラインを公表

ESA、AML及びCFT関連の共同ガイドラインを公表

  • X
  • facebook
  • LINE
  • RSS

  • X
  • facebook
  • LINE
  • RSS
update 2022.01.24 17:27
ESA、AML及びCFT関連の共同ガイドラインを公表

update 2022.01.24 17:27

欧州初となるAMLとCFT専門監督カレッジの創設などを提案

欧州証券市場監督局(The European Securities and Markets Authority, ESMA)と欧州銀行監督機構(European Banking Authority, EBA)及び欧州保険年金監督機構(European Insurance and Occupational Pensions Authority, EIOPA)の3つの欧州監督当局(European Supervisory Authorities)【以下、ESAと称す】は12月16日、欧州で初となるAML(アンチマネーロンダリング)とCFT(テロ資金供与対策)専門の監督カレッジの設置や、各国当局間の効果的な協働及び情報共有を行うための共同ガイドラインを公表した。[1]

昨今、金融犯罪がボーダレス化するなか、AML及びCFT関連事案において、複数の国をまたいで事業展開する金融機関のコンプライアンス担当監督者がEU各国当局と効果的にコミュニケーションをとれていないため、長期間にわたり深刻なコンプライアンス不備が生じていると、ESAは指摘している。そこで欧州当局は、クロスボーダーでサービスを提供する金融機関の拠点となる該当国のコンプライアンス担当監督者が、適切で効果的なAML及びCFT関連の監督を行うべく、公式に協働する体制を構築するためのガイドラインを策定したとのことだ。

これらのガイドラインは、AML及びCFT関連の監督カレッジの創設や運営を統括するルールを規定しており、3か国以上で事業を行う金融機関の事案に対応する際に同カレッジの設置を求めている。監督カレッジは、該当の金融機関を担当するコンプライアンス監督者だけでなく、プルーデンシャル規制に対応する監督者や第3国のAML及びCFT関連の監督者などで構成されることになるという。これにより、全ての監督者が該当する金融機関の包括的な情報へのアクセスが可能となるほか、その情報をもとにしたリスク査定や監督業務を行うことができるようになるとのことだ。また、監督カレッジは協調対応を含むコモンアプローチの採用を承認する見通しである。なお、ガイドラインには、AML及びCFT関連の監督カレッジの設置基準に該当しない場合における協調監督体制の構築についても言及している。

増加する金融犯罪の阻止に向けて、欧州各国当局がどこまで連携して強固な汎欧州監督体制を構築できるか、今後の動向を見守る必要がありそうだ。

release date 2019.12.17

出典元:

ニュースコメント

金融犯罪の食い止めに躍起になる当局と金融サービスプロバイダー

監督カレッジは、クロスボーダーで金融取引サービスを提供する金融機関に対し、該当の金融機関が拠点とする国の監督当局だけでなく、関係する複数の国の当局が一体となって監督を行うための仕組みである。今回、ESAが提案した監督カレッジは、AMLとCFTに特化したものといえるであろう。日本では、金融庁が世界中にネットワークを張り巡らせている三大メガバンク等に関して監督カレッジを設置している。また、世界的に金融犯罪が多発するなか韓国議会が仮想通貨関連法案を可決するなど、足元では各国ベースでも規制を強化する動きが目立っている。更に、企業レベルにおいても、JPモルガンチェースが新決済ネットワークをリリースする予定であるほか、MetaQuotesがMT5とSumsubのKYC機能を統合するなど、多岐にわたる規制に対応すると共に、AMLやKYCプロセスの効率化を図るソリューションを提供する金融サービスプロバイダーが増加傾向にある。官民が一体となって効果的なコンプライアンス体制を構築し、いち早く安心・安全な取引環境を整備されることを期待したい。


Date

作成日

2019.12.17

Update

最終更新

2022.01.24

プラナカンカン | Peranakankan

執筆家&投資家&翻訳家&資産運用アドバイザー

arrow
プラナカンカン

国内及び外資系金融機関に15年弱勤務し、現在は独立。
執筆と翻訳は、海外FXを始めとする金融分野を専門とする。
慶應義塾大学卒。

この記事は、お役に立ちましたか?

ご覧いただきありがとうございます。Myforexでは、記事に関するご意見・ご感想をお待ちしています。
また、海外FX・仮想通貨の経験が豊富なライター様も随時募集しております。

お問い合わせ先 [email protected]

貴重な意見をいただきありがとうございます。
貴重な意見をいただきありがとうございます。

関連記事

アクセスランキング

海外FXで出金できなくなる?収納代行規制で「詰む」トレーダーとは

海外FXで出金できなくなるリスクが高い人について説明します。2026年施行の「クロスボーダー収納代行規制」により、これまで通りの国内銀行送金による出金が難しくなるとみられています。本記事では出金リスクを抑える方法もご紹介します。
update2026.03.30 19:00

XMTradingへ仮想通貨入金をしてみた!安く・早く送金できるルートはどれ?

XMTradingへの仮想通貨入金に安く・早く送金できるルートを検証しました。XRP(リップル)を使えば、手数料は約40円、最短1分で送金が可能です。すぐに試せるように具体的な手順も詳しく解説しています。
update2026.03.03 19:00

【実測】海外FXのゴールドスプレッドを徹底比較|データで分かった「狭い」だけではダメな理由

Myforex編集部では2026年、今ゴールドのスプレッドが一番狭い海外FX業者はどこなのか調査しました。XMTradingやExnessなど人気5社を含めて実測値を比較。平均値だけでなく早朝や指標時の「スプレッド拡大」も徹底検証しています。
update2026.01.16 19:00

JPYCで海外FXに入金してみた!試してわかったメリット・デメリット

海外FXにおける国内銀行送金や銀行口座凍結のリスクが高まる中、新たな入出金手段として日本円建てステーブルコインのJPYCが注目を集めています。本記事では、実際にJPYCを発行して海外FXへ入金するまでの手順や、試してわかったメリット・デメリットなどを紹介します。
update2026.01.08 19:00

有名アカウントによるMoonshot FXコピトレへの誘導が物議|「中の人交代疑惑」も浮上

Xフォロワー数1万人超のFX系インフルエンサーが、Moonshot FXのコピートレード案件を紹介していることが話題になっています。同社の公式サイトには怪しい点が多く、実体のある業者なのか疑問視する声も上がっています。この記事では、Moonshot FX公式サイトの不審な点や、海外FXユーザーが同社を警戒する理由などを説明します。
update2026.03.12 19:00

Galaxy DAOが運営停止を発表|GEMFOREXユーザーの資金回収が一層困難に

Galaxy DAOが運営を停止することを発表しました。GEMFOREXユーザーの資金返還を巡っては不透明な対応が続いていましたが、今回の発表により、元ユーザーが資金を取り戻すことはさらに困難になる可能性があります。本記事では、Galaxy DAOの運営停止の理由やGBONDの扱いについて説明します。
update2026.02.11 19:00

XMTradingの利益出金で新たな懸念?負け越しがあるユーザーは収納代行規制後も出金できるのか

「XMで負け越しているトレーダーは利益を出金できなくなるのでは」という懸念が一部のXMTradingユーザーの間で広がっています。背景にはXMTradingの出金ルールと金融庁によるクロスボーダー収納代行規制があります。本記事では、なぜ仮想通貨送金に切り替えても規制後に利益を出金できなくなる可能性があるのか説明します。
update2026.02.19 19:00

GMOコインからBitgetに送金してみた!送金手数料や反映時間も解説

Myforex編集部では、GMOコインからBitgetに仮想通貨を送金してみました。感想としては、送金自体は難しくなく、手数料無料で使いやすいものの、通貨によっては最低送金額が高いケースがあると感じました。この記事では、送金手順やおすすめの送金通貨などを紹介します。
update2026.03.10 19:00

JPYC対応のおすすめウォレットは?海外FXユーザー向けの選び方や注意点を解説

海外FXユーザーの間では仮想通貨入出金が代替手段として注目されており、日本円ステーブルコインJPYCにも期待が集まっています。当記事では、JPYC対応のおすすめウォレットに加え、ウォレットの選び方や利用する上での注意点などを解説します。
update2026.03.16 19:00

Bitgetからbitbankに送金してみた!送金手数料や反映時間も解説

Myforex編集部では、Bitgetからbitbankに仮想通貨を送金してみました。送金してみた率直な感想は、アドレスの入力ミスなどに気をつければ送金作業自体は特に難しくないというものでした。この記事では送金手順や送金手数料、おすすめの送金通貨などを紹介します。
update2026.02.20 19:00

免責事項:Disclaimerarw

当サイトの、各コンテンツに掲載の内容は、情報の提供のみを目的としており、投資に関する何らかの勧誘を意図するものではありません。
これらの情報は、当社が独自に収集し、可能な限り正確な情報を元に配信しておりますが、その内容および情報の正確性、完全性または適時性について、当社は保証を行うものでも責任を持つものでもありません。投資にあたっての最終判断は、お客様ご自身でなさるようお願いいたします。

本コンテンツは、当社が独自に制作し当サイトに掲載しているものであり、掲載内容の一部または、全部の無断転用は禁止しております。掲載記事を二次利用する場合は、必ず当社までご連絡ください。

  • Facebook
  • Twitter
  • LINE

Myforexでは、このウェブサイトの機能向上とお客様の利便性を高めるためにクッキー使用しています。本ウェブサイトでは、当社だけではなく、お客様のご利用状況を追跡する事を目的とした第三者(広告主・ログ解析業者等)によるクッキーも含まれる可能性があります。 クッキーポリシー

クッキー利用に同意する
share
シェアする
Line

Line

Facebook

Facebook

X

Twitter

キャンセル
close
promotion
今すぐ参加する

次回から表示しない