Select Language

1confirmationが仮想通貨ファンドを立ち上げ

1confirmationが仮想通貨ファンドを立ち上げ

  • X
  • facebook
  • LINE
  • RSS

  • X
  • facebook
  • LINE
  • RSS
update 2021.08.31 15:29
1confirmationが仮想通貨ファンドを立ち上げ

update 2021.08.31 15:29

仮想通貨関連のスタートアップ企業に投資する意向

コインベースのNick Tomaino氏が率いるベンチャーキャピタルの1confirmationは、仮想通貨関連のスタートアップ企業に投資するために、新たに4,500万ドル規模のファンドを立ち上げたことを発表した。[1]

最初の投資ラウンドで2,600万ドルの資金調達に成功した1confirmationは、これまでシードラウンドのスタートアップ企業を対象に投資を実施しており、株式譲渡や仮想通貨を購入する形で資金供給を行っているという。今回、1confirmationが立ち上げた仮想通貨ファンドは、Peter ThielやMarc Andreessen、Balaji Srinivasan、Brendan Eich、Runa Capital、Real Venturesといった企業の出資の上に成り立っている。

Tomaino氏は1confirmationの取り組みに関して次のようにコメントしている。

我社は比較的小さな規模でスタートし、事業モデルを検証しながらファンドを拡大してきました。今のところ、我社の事業モデルはうまく機能しており、パートナー企業から強力なサポートを受けることで新しいファンドの立ち上げに成功しています。現在、仮想通貨の市場価値は2,720億ドル程度だと言われているが、主要なユースケースは投資または投機のみです。今後5年間で仮想通貨市場への投資および投機は増加し、それ以外のユースケースも確立され始めるため、市場価値は1兆ドルを突破するでしょう。初めに立ち上げた仮想通貨ファンドでは分散型ネットワークのインフラとミドルウェアを構築する企業に資金供給を行ったが、今回のファンドにおいても同じような着眼点で投資していきたいと思っています。

Nick Tomaino, Co-Founder of 1confirmation - CoinDeskより引用

Tomaino氏は自身のブログ投稿でトレンドを追いかけるのではなく、焦点を絞り意義のある投資を行うことが必要だと発言している。また、Tomaino氏はビットコイン(Bitcoin)が仮想通貨市場を牽引すると述べると同時に、イーサリアム(Ethereum)が分散型金融(Decentralized Finance)向けの主要なプラットフォームとして利用されるようになると言及した。これまで1confirmationはBloXrouteやTendermint、OpenSea、Commonwealthなどの企業に投資を行ってきたが、新しいファンドをどのように運用するのか、今後も同社の動向に注目していきたい。

release date 2019.09.26

出典元:

ニュースコメント

2017年から増加傾向にある仮想通貨ファンド

CryptoFundResearchが発表した最新のリサーチによると、2019年現在、仮想通貨関連企業向けの投資ファンドは700種類以上も存在し、ICO(イニシャルコインオファリング)バブルが到来した2017年と比べるとその数は1.7倍にまで増加しているという。米SECが仮想通貨ヘッジファンドに召喚令状を送付するなど規制していることもあり、これらヘッジファンドは1,000万ドル以下の中小規模のものが多数を占めているが、その全体規模は117億ドルに徹している。今年7月には英国でFCA認可の仮想通貨ヘッジファンドが誕生するなど、米国以外でも仮想通貨ファンドが盛り上がりつつあるようだ。また、個人では世界的に有名なテニス選手のセリーナ・ウィリアムズ選手がセリーナ・ベンチャーズを介してコインベースに出資しており、仮想通貨関連企業への投資が加速しているが、今後も仮想通貨市場の展開を見守っていきたい。


Date

作成日

2019.09.26

Update

最終更新

2021.08.31

Zero(ゼロ)

米大学で出会った金融学に夢中になり、最終的にMBAを取得。
大手総合電機メーカーで金融ソリューションの海外展開を担当し、業界に深く携わる。
金融ライターとして独立後は、暗号資産およびブロックチェーン、フィンテック、株式市場などに関する記事を中心に毎年500本以上執筆。
投資のヒントになり得る国内外の最新動向をお届けします。

この記事は、お役に立ちましたか?

ご覧いただきありがとうございます。Myforexでは、記事に関するご意見・ご感想をお待ちしています。
また、海外FX・仮想通貨の経験が豊富なライター様も随時募集しております。

お問い合わせ先 [email protected]

貴重な意見をいただきありがとうございます。
貴重な意見をいただきありがとうございます。

関連記事

アクセスランキング

海外FXに仮想通貨で入出金する方法は?規制強化で仮想通貨送金が最適解か

海外FXの入出金ルート封鎖が加速しており、SNS上では「銀行口座が凍結された」といった投稿も見られます。そんな中、注目を集めているのが仮想通貨での入出金です。この記事では、海外FXに仮想通貨で入出金する方法や、仮想通貨送金時の注意点などを解説します。
update2025.07.15 19:00

日本でも税率20%でビットコインのトレードが可能?IG証券がIBIT・ETHAのCFD取扱い開始

IG証券がブラックロックのビットコイン現物ETF「IBIT」、イーサリアム現物ETF「ETHA」のCFD取引を提供開始し、SNSで話題になっています。本記事では、IG証券の発表内容やSNSでの反応、国内の仮想通貨税制、海外FXとの比較などを紹介します。
update2025.10.10 19:30

Exnessがスプレッドを最大30%OFF!仮想通貨・株価指数で大幅縮小

海外FX業者のExnessが主要銘柄のスプレッドを縮小しています。BTCUSDは16%、ETHUSDでは23%の縮小が確認されています。本記事では縮小後のExnessスプレッドを主要なブローカーと比較しました。
update2025.10.02 19:00

【要注意】Axi口座から不正出金被害、セキュリティ対策に不安の声

海外FX業者のAxiで、不正出金の被害が海外フォーラムなどで報告されています。国内で同様の被害は確認されていませんが、日本人ユーザーも無関係ではありません。この記事では、報告されている不正出金の事例やセキュリティの問題点のほか、現状でユーザーがとれる対策を説明します。
update2025.09.29 19:00

【要注意】堀江氏・テスタ氏のディープフェイク広告が急増中?国内で詐欺の事例も

ディープフェイク技術を使った詐欺広告が世界的に増加しており、国内でも有名人を装った広告が出回っています。広告は精巧で、違和感に気づけないケースもあるため、真偽を見抜くのは簡単ではありません。本記事では、出回っているディープフェイク動画の広告主を調査しました。
update2025.10.08 19:00

XMTradingの入出金で銀行口座凍結?海外FX禁止の銀行に注意

SNS上では「XMTradingの出金で銀行口座が凍結された」とする投稿が一部で見受けられます。銀行によっては海外FXとの取引を禁止しているため注意が必要です。本記事では凍結リスクが高い銀行や仮想通貨送金の注意点を説明します。
update2025.09.03 19:00

Peska(ペスカ)は本当に安全?評判は悪くないが入出金リスクに注意

PeskaはFX業者とのコラボキャンペーンなどをきっかけに、急速にユーザーを増やしているオンラインウォレットです。しかし、新興サービスのため利用すべきか迷うという人も少なくありません。この記事ではPeskaの安全性や評判、オンラインウォレット業界が抱えるリスクなどを説明します。
update2025.09.29 19:30

XMTradingが新銘柄GAUUSDを追加!取引コストはGOLDより割高か

XMTradingが新たにGAUUSDなど4種類のゴールド銘柄を追加し、グラム単位で少額取引が可能になりました。この記事では、従来のGOLDとの取引コストやスワップを比較します。
update2025.10.10 19:00

【15,000円付与】FXON口座開設ボーナスキャンペーン

海外FX業者のFXONが口座開設ボーナスタイアップキャンペーンを開催中です。新規口座を開設すると15,000円分のボーナスを受け取れます。
update2025.08.26 19:00

【当サイト限定】FXONの口座開設でボーナス15,000円をプレゼント!既存ユーザーも対象

2025年8月1日より、FXONでの口座開設で15,000円のボーナスを獲得できる、当サイトMyforex限定のキャンペーンがスタートしました。この記事では、ボーナスの受け取り方法や注意点などを説明します。
update2025.08.01 19:30

免責事項:Disclaimerarw

当サイトの、各コンテンツに掲載の内容は、情報の提供のみを目的としており、投資に関する何らかの勧誘を意図するものではありません。
これらの情報は、当社が独自に収集し、可能な限り正確な情報を元に配信しておりますが、その内容および情報の正確性、完全性または適時性について、当社は保証を行うものでも責任を持つものでもありません。投資にあたっての最終判断は、お客様ご自身でなさるようお願いいたします。

本コンテンツは、当社が独自に制作し当サイトに掲載しているものであり、掲載内容の一部または、全部の無断転用は禁止しております。掲載記事を二次利用する場合は、必ず当社までご連絡ください。

  • Facebook
  • Twitter
  • LINE

Myforexでは、このウェブサイトの機能向上とお客様の利便性を高めるためにクッキー使用しています。本ウェブサイトでは、当社だけではなく、お客様のご利用状況を追跡する事を目的とした第三者(広告主・ログ解析業者等)によるクッキーも含まれる可能性があります。 クッキーポリシー

クッキー利用に同意する
share
シェアする
Line

Line

Facebook

Facebook

X

Twitter

キャンセル