Select Language

バイナンス、仮想通貨のトロンを優良プロジェクトとして認定

バイナンス、仮想通貨のトロンを優良プロジェクトとして認定

  • X
  • facebook
  • LINE
  • RSS

  • X
  • facebook
  • LINE
  • RSS
update 2021.08.31 15:27
バイナンス、仮想通貨のトロンを優良プロジェクトとして認定

update 2021.08.31 15:27

的確な情報提供を目的とした取り組みを開始

大手仮想通貨取引所のBinance(本社:Suite 603, Tower 2, Lippo Centre, 89 Queensway, Admiralty, HongKong[1])【以下、バイナンスと称す】は、的確な仮想通貨等に関する情報提供を目的に、Binance Info Gold Label Projectを今月26日にスタートした。その一環として、優良な仮想通貨プロジェクトにはHold Labelバッジを付与することを謳っており、トロン(Tron)は、その最初の対象者として選出された。

これにより、開発チームのメンバー詳細情報、リアルタイムの取引データ、トークンの配布、その他のニュースなど、トロンに関する情報がBinance Info[2]のプラットフォーム上で、ユーザーに提供されるようになるという。トロン財団は、ブログ投稿でこのことを報告しており、バイナンスの情報プラットフォームが仮想通貨プロジェクトに関して正確な情報配信を促し、コミュニティに正しい理解を広めることに貢献しているとして評価している。[3]

Binance Infoは、仮想通貨市場のニュースや最新のデータやプロジェクト分析など、ユーザーにとって有用な情報へのアクセスをサポートするという。また、信頼できる情報だけを取り扱い、プロジェクトに関するアップデートなどと合わせて、情報プールとしての活用が想定されている。バイナンスによると、仮想通貨プロジェクトの中には、日間取引量が100ドル以下の小規模なものや情報提供を拒むようなものまで存在することから、今回の取り組みは、それらの情報発信頻度を上げることで透明性を高める狙いもあるようだ。先月、バイナンスはKYCソフトウェアを強化し、顧客情報を確認するシステムであるKYCソフトウェアの導入に向けて動いていることを明らかにしており、今回の取り組みと合わせて仮想通貨業界が制度化され、業界内の透明性を高める流れの中にあるといえる。

Binance Info Gold Label Projectでは、最も優秀な100の仮想通貨プロジェクトが今後選定されることになっており、ブロックチェーンに関連するものであれば、審査を申し込むことができるという。これまでBinance Infoには、1,200種類以上の仮想通貨情報がリスティングされ、1,500を超えるプロジェクトの評価レポート提供も計画されている。

release date 2018.11.28

出典元:

ニュースコメント

情報提供に課題を抱える仮想通貨市場

従来の金融市場では、投資商品全般に格付けを行うムーディーズやスタンダード&プアーズなどといったレーティングサービスが、投資家に幅広い参考情報や分析結果を提供することが一般化している。仮想通貨業界の投資家にとって、ICO前にリリースされるホワイトペーパーが最大の情報源となることが多いが、必要な情報を提供するためのフレームワークは十分に整っていないと言える。加えて、従来の金融商品とは違い、ブロックチェーンや暗号化技術といった先端テクノロジーがベースとなっているため、内容の理解も容易ではないという問題もある。そのような状況下で、ICOrating.comなどの仮想通貨プロジェクトを評価するレーティングサイトも誕生しており、投資家にとっては重宝される存在となっている。今年10月に実施されたICOrating.comの仮想通貨取引所の調査ではセキュリティ対策を項目別に採点した結果を開示したが、仮想通貨業界で高い評価を受けたことから、ひとつの指針を示すサービスとして認知されている。仮想通貨業界の発展のためには、投資判断を促すための情報提供の強化をはかるのもひとつのアプローチだと言えるだろう。


Date

作成日

2018.11.28

Update

最終更新

2021.08.31

Zero(ゼロ)

米大学で出会った金融学に夢中になり、最終的にMBAを取得。
大手総合電機メーカーで金融ソリューションの海外展開を担当し、業界に深く携わる。
金融ライターとして独立後は、暗号資産およびブロックチェーン、フィンテック、株式市場などに関する記事を中心に毎年500本以上執筆。
投資のヒントになり得る国内外の最新動向をお届けします。

この記事は、お役に立ちましたか?

ご覧いただきありがとうございます。Myforexでは、記事に関するご意見・ご感想をお待ちしています。
また、海外FX・仮想通貨の経験が豊富なライター様も随時募集しております。

お問い合わせ先 [email protected]

貴重な意見をいただきありがとうございます。
貴重な意見をいただきありがとうございます。

関連記事

アクセスランキング

海外FXに仮想通貨で入出金する方法は?規制強化で仮想通貨送金が最適解か

海外FXの入出金ルート封鎖が加速しており、SNS上では「銀行口座が凍結された」といった投稿も見られます。そんな中、注目を集めているのが仮想通貨での入出金です。この記事では、海外FXに仮想通貨で入出金する方法や、仮想通貨送金時の注意点などを解説します。
update2025.07.15 19:00

日本でも税率20%でビットコインのトレードが可能?IG証券がIBIT・ETHAのCFD取扱い開始

IG証券がブラックロックのビットコイン現物ETF「IBIT」、イーサリアム現物ETF「ETHA」のCFD取引を提供開始し、SNSで話題になっています。本記事では、IG証券の発表内容やSNSでの反応、国内の仮想通貨税制、海外FXとの比較などを紹介します。
update2025.10.10 19:30

Exnessがスプレッドを最大30%OFF!仮想通貨・株価指数で大幅縮小

海外FX業者のExnessが主要銘柄のスプレッドを縮小しています。BTCUSDは16%、ETHUSDでは23%の縮小が確認されています。本記事では縮小後のExnessスプレッドを主要なブローカーと比較しました。
update2025.10.02 19:00

【要注意】Axi口座から不正出金被害、セキュリティ対策に不安の声

海外FX業者のAxiで、不正出金の被害が海外フォーラムなどで報告されています。国内で同様の被害は確認されていませんが、日本人ユーザーも無関係ではありません。この記事では、報告されている不正出金の事例やセキュリティの問題点のほか、現状でユーザーがとれる対策を説明します。
update2025.09.29 19:00

【要注意】堀江氏・テスタ氏のディープフェイク広告が急増中?国内で詐欺の事例も

ディープフェイク技術を使った詐欺広告が世界的に増加しており、国内でも有名人を装った広告が出回っています。広告は精巧で、違和感に気づけないケースもあるため、真偽を見抜くのは簡単ではありません。本記事では、出回っているディープフェイク動画の広告主を調査しました。
update2025.10.08 19:00

XMTradingの入出金で銀行口座凍結?海外FX禁止の銀行に注意

SNS上では「XMTradingの出金で銀行口座が凍結された」とする投稿が一部で見受けられます。銀行によっては海外FXとの取引を禁止しているため注意が必要です。本記事では凍結リスクが高い銀行や仮想通貨送金の注意点を説明します。
update2025.09.03 19:00

Peska(ペスカ)は本当に安全?評判は悪くないが入出金リスクに注意

PeskaはFX業者とのコラボキャンペーンなどをきっかけに、急速にユーザーを増やしているオンラインウォレットです。しかし、新興サービスのため利用すべきか迷うという人も少なくありません。この記事ではPeskaの安全性や評判、オンラインウォレット業界が抱えるリスクなどを説明します。
update2025.09.29 19:30

XMTradingが新銘柄GAUUSDを追加!取引コストはGOLDより割高か

XMTradingが新たにGAUUSDなど4種類のゴールド銘柄を追加し、グラム単位で少額取引が可能になりました。この記事では、従来のGOLDとの取引コストやスワップを比較します。
update2025.10.10 19:00

【15,000円付与】FXON口座開設ボーナスキャンペーン

海外FX業者のFXONが口座開設ボーナスタイアップキャンペーンを開催中です。新規口座を開設すると15,000円分のボーナスを受け取れます。
update2025.08.26 19:00

【当サイト限定】FXONの口座開設でボーナス15,000円をプレゼント!既存ユーザーも対象

2025年8月1日より、FXONでの口座開設で15,000円のボーナスを獲得できる、当サイトMyforex限定のキャンペーンがスタートしました。この記事では、ボーナスの受け取り方法や注意点などを説明します。
update2025.08.01 19:30

免責事項:Disclaimerarw

当サイトの、各コンテンツに掲載の内容は、情報の提供のみを目的としており、投資に関する何らかの勧誘を意図するものではありません。
これらの情報は、当社が独自に収集し、可能な限り正確な情報を元に配信しておりますが、その内容および情報の正確性、完全性または適時性について、当社は保証を行うものでも責任を持つものでもありません。投資にあたっての最終判断は、お客様ご自身でなさるようお願いいたします。

本コンテンツは、当社が独自に制作し当サイトに掲載しているものであり、掲載内容の一部または、全部の無断転用は禁止しております。掲載記事を二次利用する場合は、必ず当社までご連絡ください。

  • Facebook
  • Twitter
  • LINE

Myforexでは、このウェブサイトの機能向上とお客様の利便性を高めるためにクッキー使用しています。本ウェブサイトでは、当社だけではなく、お客様のご利用状況を追跡する事を目的とした第三者(広告主・ログ解析業者等)によるクッキーも含まれる可能性があります。 クッキーポリシー

クッキー利用に同意する
share
シェアする
Line

Line

Facebook

Facebook

X

Twitter

キャンセル