Select Language

Admiral Markets AS、クレジットライセンス申請

Admiral Markets AS、クレジットライセンス申請

  • X
  • facebook
  • LINE
  • RSS

  • X
  • facebook
  • LINE
  • RSS
update 2022.06.20 12:09
Admiral Markets AS、クレジットライセンス申請

update 2022.06.20 12:09

預金取引や貸出業務を追加し高品質のサービス提供を目指す

ロンドン拠点のFX・CFDブローカーであるAdmiral Markets Group(16 St Clare Street, London, EC3N 1LQ United Kingdom[1])【以下、Admiral Marketsと称す】傘下のエストニア法人であるAdmiral Markets ASは、クレジット関連取引を行うライセンス取得のためエストニア金融監督庁(Estonian Financial Supervision Authority)【以下、EFSAと称す】へ申請を行ったことが明らかとなった。

クレジットライセンスを取得することにより、Admiral Marketsが従来から手掛けているFXやCFD取引に加え、一般顧客向けの預金取り扱い業務や貸し出し業務を行うことができるようになるため、Admiral Marketsの中核をなすFXやCFDなどの投資サービスを補完し、より一層ビジネス領域を拡大させるべく、この度のライセンス取得を狙っているようだ。Admiral Markets ASによる申請は、現在EFSAの審査中となっている。

Admiral Markets ASのCEOであるSergei Bogatenkov氏は以下のようにコメントしている。

お客様へ様々な投資関連のプロダクツ・サービスを1社で提供(シームレス化)するという我が社の最優先事項の実践に向けて、一歩前進できたことを喜ばしく思っています。EFSAからライセンスの承認が下りれば、お客様により一層高品質のサービスを提供することができるでしょう。

Sergei Bogatenkov, CEO of Admiral Markets AS - Admiral Marketsより引用

なお、Admiral Markets ASは、仮にクレジットライセンスを取得したとしても、既存事業には影響を与えないことを強調しており、新たにサービスを提供できるようになる預金取り扱い業務や貸し出し業務については、ヨーロッパの顧客が対象となる予定だ。

また、Admiral Markets ASは、ライセンス申請前に2018年上半期の業績を発表しており、報告によると2018年上半期のトレーディング収益は、前年同期の900万ユーロから40%増の1,260万ユーロ(1,470万ドル)となっており、過去最高益をたたき出している。さらに純利益は、前年同期の220万ユーロからなんと127%増の500万ユーロへと大幅増益している。一方、オンライン上のマーケティングコストがかさみ、営業費用は前年同期比24%増の770万ユーロとなった。

Admiral Marketsは、「Best Forex Broker 2017」など数々の賞を獲得し定評ある海外FX・CFDブローカーである。昨今海外FXブローカーを中心に採用が進むMeta Trader 5【以下、MT5と称す】を取引プラットフォームとして提供している。レバレッジは最大30倍で注文方式はSTP方式を採用している。

STP方式とは、最近多くのブローカーが採用する取引スタイルであり、ディーラーを介さずに投資家のオーダーを電子的に執行するシステム(NDD)に分類される。トレーダー側にとって不利益となる点がほとんどなく、非常に優れた約定力を発揮する上、一連の取引プロセスをすべて電子的に自動で行わせるスタイルのため、非常に透明性の高いトレードを実現することが可能となる。

release date 2018.9.7

出典元:

ニュースコメント

欧州の巨大ブローカー、Admiral Markets

Admiral Marketsの2018年上半期の業績発表によると、2018年上半期の収益は、2017年下半期の1,420万ユーロから19%増の1,690万ユーロ(1,960万ドル)となっている。また、総収益は2,700万ユーロとなっているが、その収入の約75%(1,260万ユーロ)は、エストニア法人のAdmiral Markets ASによるものであり、いかにAdmiral Markets ASがAdmiral Marketsの要となっているかが伺える。Admiral Markets ASのCEOであるBogatenkov氏は、今年の4月、彼が主導した公債発行やナスダックタリン証券取引所への上場などがAdmiral Markets ASの国際事業を拡大し真のグローバル企業に成長させたと称えられ、エストニア最大のビジネス新聞であるÄripäevとBIG4 Audit Bureauから贈られるサプライズオブザイヤー賞を受賞している。


Date

作成日

2018.09.07

Update

最終更新

2022.06.20

プラナカンカン | Peranakankan

執筆家&投資家&翻訳家&資産運用アドバイザー

arrow
プラナカンカン

国内及び外資系金融機関に15年弱勤務し、現在は独立。
執筆と翻訳は、海外FXを始めとする金融分野を専門とする。
慶應義塾大学卒。

この記事は、お役に立ちましたか?

ご覧いただきありがとうございます。Myforexでは、記事に関するご意見・ご感想をお待ちしています。
また、海外FX・仮想通貨の経験が豊富なライター様も随時募集しております。

お問い合わせ先 [email protected]

貴重な意見をいただきありがとうございます。
貴重な意見をいただきありがとうございます。

関連記事

アクセスランキング

Peska(ペスカ)は本当に安全?評判は悪くないが入出金リスクに注意

PeskaはFX業者とのコラボキャンペーンなどをきっかけに、急速にユーザーを増やしているオンラインウォレットです。しかし、新興サービスのため利用すべきか迷うという人も少なくありません。この記事ではPeskaの安全性や評判、オンラインウォレット業界が抱えるリスクなどを説明します。
update2025.09.29 19:30

【独自】海外FX利用で銀行口座が凍結・解約された一部始終!「自分には関係ない」は危険かも

みんなの銀行の口座を実際に凍結・解約されたトレーダーから当サイトに寄せられた情報をもとに、解約までの流れを一部始終紹介します。海外FXユーザーにとって、銀行口座凍結は決して他人事ではありません。海外FX利用時に注意すべき送金パターンも説明します。
update2025.08.12 19:00

トレードなしで参加OK!FXON「Switch2争奪キャンペーン」第2弾がスタート

海外FX業者のFXONで「Nintendo Switch2争奪キャンペーン」の第2弾が開催中です。条件をクリアすると最大3口まで抽選権利を獲得できます。期間中は3回の抽選が実施されるため、落選しても条件をクリアすれば再び抽選に参加できます。
update2025.08.19 19:00

FXONのビットコインスプレッドはどこまで有利か?使ってみて分かった実力

2025年1月から本格的にサービスを開始したFXONでは、BTCUSDが大幅ダウンしています。その数値は12.9pipsと、Exnessのようなスプレッドが優秀な業者と比べても業界最安水準です。本記事では、FXONのスプレッドが本当に狭いのかを他社と比較、どれだけお得に取引できるのか検証してみました。
update2025.08.22 19:00

Exnessのスワップフリーが突然解除?!条件をサポートに直接聞いてみた

「Exnessのスワップフリーが解除された」という投稿がSNSの一部で話題になっていますが、解除の具体的な条件は公式サイトにも掲載されていません。そこで当サイトではサポートに直接条件を質問してみました。
update2025.08.25 19:00

【15,000円付与】FXON口座開設ボーナスキャンペーン

海外FX業者のFXONが口座開設ボーナスタイアップキャンペーンを開催中です。新規口座を開設すると15,000円分のボーナスを受け取れます。
update2025.08.26 19:00

日本円ステーブルコインJPYCが発行へ!海外FXの入出金に活用できるか

2025年8月、金融庁が日本円ステーブルコインJPYCを承認しました。海外FXユーザーの中には、海外FXの入出金にJPYCを活用できるのでは?と期待している方もいるのではないでしょうか。本記事では、海外FX入出金でのJPYCの活用例や今後の展望などを考察します。
update2025.08.28 19:00

ExnessがIB報酬を改定!収益が減少するIBパートナーは?

海外FX業者のExnessが、スタンダード・セント・プロ口座のIB報酬の算定方法を改定しました。具体的な計算例を交えながら、どのようなケースで報酬が減少し、どんなケースで増加するのかご紹介します。
update2025.08.29 19:00

海外FXへの仮想通貨送金にはBybitがおすすめ!FXトレーダーに最適なBybitの使い方

海外FXの入出金によく使われる国内銀行送金が以前より使いにくくなっていることを受け、仮想通貨での入出金が注目を集めています。本記事では、仮想通貨送金をするならBybitがおすすめの理由や、海外FXユーザーに最適なBybitの使い方を紹介します。
update2025.08.29 20:00

XMTradingの入出金で銀行口座凍結?海外FX禁止の銀行に注意

SNS上では「XMTradingの出金で銀行口座が凍結された」とする投稿が一部で見受けられます。銀行によっては海外FXとの取引を禁止しているため注意が必要です。本記事では凍結リスクが高い銀行や仮想通貨送金の注意点を説明します。
update2025.09.03 19:00

免責事項:Disclaimerarw

当サイトの、各コンテンツに掲載の内容は、情報の提供のみを目的としており、投資に関する何らかの勧誘を意図するものではありません。
これらの情報は、当社が独自に収集し、可能な限り正確な情報を元に配信しておりますが、その内容および情報の正確性、完全性または適時性について、当社は保証を行うものでも責任を持つものでもありません。投資にあたっての最終判断は、お客様ご自身でなさるようお願いいたします。

本コンテンツは、当社が独自に制作し当サイトに掲載しているものであり、掲載内容の一部または、全部の無断転用は禁止しております。掲載記事を二次利用する場合は、必ず当社までご連絡ください。

  • Facebook
  • Twitter
  • LINE

Myforexでは、このウェブサイトの機能向上とお客様の利便性を高めるためにクッキー使用しています。本ウェブサイトでは、当社だけではなく、お客様のご利用状況を追跡する事を目的とした第三者(広告主・ログ解析業者等)によるクッキーも含まれる可能性があります。 クッキーポリシー

クッキー利用に同意する
share
シェアする
Line

Line

Facebook

Facebook

X

Twitter

キャンセル