作成日
:2025.07.29
2025.07.29 13:43
本日のロンドン為替市場では、昨日軟調に推移した欧州株の動向を見定めながら、ユーロ相場の地合いを探ることになりそうだ。欧州発の重要な経済指標は予定されておらず、ただ本日までスウェーデン・ストックホルムで行われる閣僚級の米中・貿易協議に関した報道には注意を払いたい。
昨日はドイツDAXが約1%安で引けるなど、欧州主要株は総じて売りが優勢だった。欧州連合(EU)と米国が貿易協定で合意したものの、双方の言い分に違いが見受けられたこと。またEU輸入品に対する米国の関税は15%とされ、確かに当初の30%よりは下げられたものの、実際の税率の高さが徐々に嫌気されたようだ。
オセアニア市場でユーロ買いが先行した為替市場も、欧州勢の参入後からは売り戻しが強まった。ユーロドルは高値からの下落幅を200ポイント近くまで広げ、ユーロポンドも年初来高値を更新したところから約100ポイントの大幅反落。ユーロ円が174円台目前から172円手前まで失速し、ユーロスイスフランも200日移動平均線に届かずに0.93フラン近辺まで緩んでいる。
大きく売られたものの、ユーロポンドやユーロ円は調整の範囲内とも考えられる。ただ一方、ユーロドルはダブルトップを形成しつつあり、ユーロスイスフランも主要な移動平均線や日足一目均衡表の水準も下抜けている。ユーロが、対ドルやスイスフランで売り圧力を増すのかに注視したい。
昨日(1日目)の米中閣僚級協議は、現地時間20時に終了したもよう。一部関税の停止期限が約2週間後に迫るなか、香港メディアが報じていたように90日間の停止延長案が認められるかが焦点の1つ。また、米側が中国に求めるとされる「ロシアやイランから原油購入を控える」ことについて、中国側がどのような反応を示すかにも注意が必要だろう。
想定レンジ上限
・ユーロドル、日足一目均衡表・基準線1.1693ドル
・ユーロスイスフラン、200日移動平均線0.9388フラン
想定レンジ加減
・ユーロドル、日足一目均衡表・雲の上限1.1485ドル
・ユーロスイスフラン、4月11日安値0.9222フラン
(小針)
DZHフィナンシャルリサーチ提供: 2025.07.29
作成日
:2025.07.29
最終更新
:2025.07.29
株や為替を中心とした情報サービス提供企業であり、多くのFX会社にニュースを配信している。
為替分野では、各市場の概況からアナリストの独自分析まで幅広い記事を取り扱う。
ディーラー業務経験者など、経験豊富な専門家を揃えている。
ご覧いただきありがとうございます。Myforexでは、記事に関するご意見・ご感想をお待ちしています。
また、海外FX・仮想通貨の経験が豊富なライター様も随時募集しております。
お問い合わせ先 [email protected]
【当サイト限定】FXONの口座開設でボーナス15,000円をプレゼント!既存ユーザーも対象
2025.08.01 19:30
【本音で比較】海外FXのドル円スプレッドを3ヶ月徹底調査|数千円も業者によってお得に
2025.08.01 19:00
FXGTの特徴は?仮想通貨サービスが充実の海外FX業者!
2025.07.25 19:00
ビットコインのピークはまだ先か?12万ドルが通過点と考えられる理由
2025.07.22 19:00
Exnessでスワップフリーが突如剥奪されるバグ発生、対象者には補償予定
2025.07.18 19:00
FXONが「Nintendo Switch 2 争奪キャンペーン」を開催!入金&取引で豪華賞品をプレゼント
2025.07.16 19:00
免責事項:Disclaimer
当サイトの、各コンテンツに掲載の内容は、情報の提供のみを目的としており、投資に関する何らかの勧誘を意図するものではありません。
これらの情報は、当社が独自に収集し、可能な限り正確な情報を元に配信しておりますが、その内容および情報の正確性、完全性または適時性について、当社は保証を行うものでも責任を持つものでもありません。投資にあたっての最終判断は、お客様ご自身でなさるようお願いいたします。
本コンテンツは、当社が独自に制作し当サイトに掲載しているものであり、掲載内容の一部または、全部の無断転用は禁止しております。掲載記事を二次利用する場合は、必ず当社までご連絡ください。
Myforexでは、このウェブサイトの機能向上とお客様の利便性を高めるためにクッキー使用しています。本ウェブサイトでは、当社だけではなく、お客様のご利用状況を追跡する事を目的とした第三者(広告主・ログ解析業者等)によるクッキーも含まれる可能性があります。 クッキーポリシー